サーマルリサイクル施設
サーマルリサイクルとは?
Thermal Recycle(熱回収)は、廃棄物を単に焼却処理をせず、焼却の際に発生する熱エネルギーを回収・利用することです。
焼却施設
施設規模 |
80t/日 (24時間運転) |
取り扱う産業廃棄物の種類 |
燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動物系固形不要物、ゴムくず、金属くず、ガラスくず等、ばいじん、13号廃棄物、感染性廃棄物、ダイオキシン類(燃え殻、ばいじん) |
前処理 |
150mmアンダー破砕機による前処理 |
燃焼方法 |
ロータリーキルン+ストーカ燃焼 |
冷却方法 |
水噴霧式 |
ガス処理 |
バグフィルタ・消石灰による乾式脱塩除去及び活性炭によるダイオキシン吸着除去 |
飛灰処理 |
キレート処理 |
排水 |
クローズドシステム(無放流) |
焼却施設の特徴
- 最新鋭産廃焼却プラント
- ダイオキシン排出基準、設備構造基準など全てに最新技術を採用
- キルン+ストーカ式焼却炉の採用により、様々な廃棄物を一括処理
- 感染性廃棄物など容器系有害廃棄物の直接投入の処理が可能
- 独自の貯留方法の採用(先入れ先出し)により、長期貯留による腐敗・悪臭・ごみ停滞を解消
- 高熱量ごみにも対応できるよう、強制空冷ストーカを採用
下水汚泥乾燥施設
施設規模 |
80m3/日(48t/日) (24時間運転) |
処理対象 |
下水汚泥 |
型式 |
直接通風加熱式ロータリードライヤ |
熱源 |
焼却施設の燃焼排ガス |
特徴 |
- 熱源に焼却施設からの排ガスを用いているため、化石燃料を必要としない
- 乾燥工程で発生する臭気等を含む排ガスを、焼却施設にて再燃焼させ脱臭、集塵を行うことができる
- 炭化方式では熱分解による炭素分の損失があるが、乾燥方式は水分除去のみを行うため炭素分の損失がなく、固形燃料の発熱量が高い
- 下水汚泥を含水率80%→10%に乾燥し、乾燥した下水汚泥は4,000Kcal/Kg~5,000Kcal/Kgの発熱量を持つバイオマス固形燃料となる
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下水汚泥のバイオマス固形燃料化事業
焼却炉の余熱を利用することで下水汚泥を乾燥し、燃料化することを目的としたサーマルリサイクル事業を行っております。廃棄物の焼却によって発生する余熱の有効利用を図ることができます。なお、乾燥後の下水汚泥は石油や石炭などの化石燃料の代替燃料として有効活用することが可能です。乾燥した下水汚泥は、生物由来のバイオマス燃料であるため、燃焼の際に発生するガスは温室効果ガス(CO2)としてカウントされません。したがって、乾燥した下水汚泥が化石燃料の代替燃料として利用されることで温室効果ガス排出量の削減に寄与します
破砕施設・最終処分場
破砕施設
取り扱う産業廃棄物の種類 |
金属くず、ガラスくず等、廃プラスチック類、ゴムくず、紙くず |
処理能力 |
25.8t/日 (10h) |
安定型産業廃棄物最終処分場
取り扱う産業廃棄物の種類 |
がれき類、金属くず、ガラスくず等、廃プラスチック類、ゴムくず、石綿含有産業廃棄物 |
埋立容量 |
1,024,947m3 |
維持管理の記録
維持管理に関する計画
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焼却処理施設の維持管理記録
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安定型埋立処理施設の維持管理記録
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